FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

格安SIM IIJ mio から切替検討 通話料金のため ワイモバイルが最有力

生活レベルを落とさずにコストを下げる節約方法はたいへん重要で、かつパズルのように好奇心を刺激します。数年前に検討した結果、スマホ回線は格安SIMの嚆矢だったIIJ mio のファミリープランを愛用してきました。ところがある事情があって切替を検討しています。

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高い格安SIMの通話料金

格安SIMは基本料金こそ安いものの、実は通話料金が高いのがネックです。ほかの多くと同じく、IIJ mioでも20円/30秒。3分話せば120円もかかってしまいます。とはいえ、そもそもあまり電話を使わないのと、下記に書いたようにIP電話を活用することでたいへん低コストに通話できるので、これがベストな選択だと考えていました。 

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ところが、この秋から冬にかけて、妙に通信費が上昇しています。あれ? と思い、通話明細をチェックすると、自分自身でも平均して月間600円程度、家族に渡している電話では月間1000〜2000円もの通話料金がかかっている事がわかりました。4回線合計で、平均月間3000円もかかっていたのです。

 

3回戦で5000円を切るはずの計画だったのに、通話料金が3000円もかかっては本末転倒です。3回線で月額平均8000円ということですから。

通話が安い格安SIMを検討する:ワイモバイル

では通話料金が安い格安SIMはないかと調べると、第一にワイモバイルが上がってきました。国内通話なら、携帯宛でも最初の10分は無料です。かけ放題です。個人契約なら、3GBプランで月額1980円(初年度)で利用できるようです。2年目は2980円になるので、ならすと2480円。3回線なら、7440円です。

f:id:kuzyo:20190111163910p:plain 「通話は高いのでむやみに使わないように」と家族に言っていたのですが、これが「10分以内ならいくらかけてもいいよ」に変わります。精神的にも楽になると思うので、これは悪くないですね。

 

さらに、IIJ mioには2つの課題がありました。お昼や夕方の通信速度が極端に遅くなってしまうという問題と、LINEの年齢認証ができないという点です。ワイモバイルは、このどちらもクリアできます。

 

デメリットとしては、12GBのデータを家族で分け合えて、さらに余ったら繰り越せていたのが、ワイモバイルでは各人3GBになってしまうことです。9GBに増量するとさらに1000円アップしてしまいます。家族は3GBで足りるとして、ぼくは3GBでは足りないので9GBにすると、総額は8440円まで上がってしまいます。

LINEモバイルも定額プランあり

もう一つがLINEモバイルです。7GBプラン(2880円)+10分音声定額(880円)なら3760円。家族向けは、3GB(1690円)+10分音声定額(880円)で2570円と、1GB(1200円)+10分音声定額(880円)で2080円でいいでしょう。合計すると、8410円。

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問題は、10分音声定額には専用アプリから発信する必要があることです。iPhoneではこれって使い勝手が悪いんですよね。逆に利点は、2年縛りがないことです。

 

うーん。これならワイモバイルでも変わりませんね。LINEのデータ通信量やSNSの通信量カウントフリーという特徴はありますが、正直これらはそこまでデータを食うわけでもありません。

ワイモバイルの法人契約は?

もう一つの裏技として、ワイモバイルの法人契約があります。こちらは、初年度の1000円引きがない代わりに、契約回線数によって割引があります。2回線以上でそれぞれ500円引き、6回線以上で1000円引きです。

 

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ぼくの場合は3回線なので、2年間で比べると個人の割引と変わらないですね。3年、4年を考えれば割安ですが、その頃にはまた別のキャリアに乗り換えるという選択肢もあります。また、法人契約では、データ通信量増量キャンペーンの対象外なので、個人が3GB/9GB/21GBなのに対し、2GB/6GB/14GBとなってしまいます。

 

残念ながら、法人契約の大きなメリットは感じられませんでした。

UQモバイルが最適か?

もう一つの選択肢がUQモバイルです。基本的にワイモバイルと同様の料金プランですが、違いがいくつかあります。まず2回線目以降が、家族割で500円引きになることです。同様の条件なら7440円になります。これは意外に大きいですね。

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そして、データ通信量が余った場合、翌月に繰り越せます。また、低速回線(300kbps)と高速回線の切替がリアルタイムに可能です。この2つはIIJ mioと同じですね。しかしIIJ mioのファミリープランのようにデータ容量の分け合いはできません。

 

ワイモバイルに比べてデメリットもあります。まずは無料通話がワイモバイルの最大10分に対して5分だということ。10分ならばほとんどの通話が完了しますが、5分は少々心もとないところがあります。代わりに、60分/120分/180分の無料通話を付けることもできます。

 

もう一つは、LINEの年齢認証が通らないことです。これはUQがダメというより、ワイモバイルとLINEモバイルが独特ということです。

3社をまとめると

まとめると下記の表のようになります。LINEモバイルでは月額880円の10分通話無料プランを組み込んでいます。LINEモバイルの場合は、1GBプランがあるので、少し安くできますね。

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ちなみに、IIJ mioにも通話定額オプションはあって、10分以内かけ放題が830円です。これを3回線分組み込むと、7150円になります。実はこれが一番安いですね。ただし、こちらもLINE同様、専用通話アプリ(みおふぉんダイヤル)からの発信が必須です。

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ということで、まずLINEモバイルへ切り替えるなら、IIJ mioに定額通話オプションを組み込むほうがベターです。そしていまの割引状況を見ると、ワイモバイルがいい感じですね。

 

ただしワイモバイルのSIM単体契約特別割引は、他のキャンペーンと併用ができないようなので、1400円✕24ヶ月の3万3600円を取るか、キャンペーンによるキャッシュバックを取るかは考える必要がありそうです。正直、キャンペーンを全部調べるのはキツイので、これで決めてしまってもいいような気もしますが。