FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

金や名誉を失っても、守りたいのは自由と生活

f:id:kuzyo:20180831171337j:plain

相互リンクいただいている「キムのセミリタイア日記」さんに、こんな記事が載っていました。

 

僕の理想。
金や名誉は失ってもいいけど、自由や信頼は失いたくないと思える人生。

kimyonggyu.blog.fc2.com

なるほど、お金や名誉、自由や信頼、そして権力は連動していたりトレードオフの関係にあります。すべてを目指すという選択肢もありますが、その場合は最も貴重な「時間」が失われます。

 

例えば、成功した企業オーナーとかは、お金があり名誉があり、自由があって権力もありますね。ただし、そこに上り詰めるまでに長期にわたる時間をかけて、その間はお金も自由もなかったかもしれません。

 

大手企業のサラリーマンはどうでしょうか? 役員レベルまで出世した人なら、お金も名誉も権力もありそうです。ただし、オーナーではないので「自由」は意外とありません。出社しなくても働かなくてもOKなサラリーマンというのは定義矛盾です。そしてそこまで出世するには犠牲にしてきたものも多いでしょう。

 

フリーランスで頑張っている方の場合、うまくいけばお金も名誉も信頼も得られているでしょう。ただし、自分が働いた分だけ報酬をもらうわけですから、自由というわけにはなかなかいかなそうです。

 

そう考えると、ある程度の資産を貯めたうえでセミリタイアするというのは、やっぱり魅力的です。名誉や権力が大事な人には向かないかもしれませんが、自由はありますしね。

 

ぼくの理想は、「名誉や権力は失ってもいいけど、自由と家族との生活は守りたい」と思える人生です。

 

よく、サラリーマンの出世欲の根源は、給料か肩書か権力だと言われます。大体は、出世すると3つとも上がるのですが、出世が微妙になってくると、3つのどれかがだんだん失われてきます。役職定年などで肩書がなくなります。肩書がそのままでも、次第に部下の数が減ったり、部下がゼロになったりします。給与は比較的守られていますが、ポストオフとともに役職手当がおもいっきり減ったりします。こんなとき、給料を守りたい!という人と、肩書だけはほしい!という人と、実質的な権力を維持したい!という人に分かれるんですね。面白いものです。

 

ぼくが目指すのは次のようなところでしょうか。最も重要なのは自由なので、誰かに命令されたり過度の責任をもたされたりするポジションはできるだけ避けます。その上で、給料はできる限り減らないようにしたいですね。

 

ただし肩書はもうこだわりませんし、部下はいないほうがいいです。優秀な部下に仕事を任せるのは極めてらくちんなのですが、部下の面倒をみるというのは意外とたいへんなのです。仕事の半分以上が人事管理関係になるにあたって、これは全然楽しくないぞ、と思いました。

 

この目指すところからブレないように、よく考えて生きていきたいと思います。