FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

仮想通貨のポートフォリオ4月

本日は久々に全銘柄で仮想通貨が上昇しました。気分がいいので、現在のポートフォリオを確認してみたいと思います。

 

基本方針は「ガチHOLD前提」です。ポートフォリオ配分は仮想通貨全体の時価総額配分をベースに、個人的に期待している通貨を多め、ダメだと思っている通貨を少なめとしています。また、定期的に配分を調整しています。現在のポートフォリオは下記のようになります。

 

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各仮想通貨の現在の時価総額比率はどうなっているかというと、下記のようになります(CoinMarketCapから)。仮想通貨全体の時価総額は、日本円にして¥33,556,047,698,760。つまり、33兆5560億4700万円です。そのうちの42%がBitcoinとなっています。また、上位10通貨で8割を、30通貨で約9割、100通貨で95%を占めます。

Bitcoin 42.7%
上位10 80.1%
上位30 89.6%
上位100 95.4%

 

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仮想通貨全体とぼくのポートフォリオは、似ているような感じですが、違いがわかりにくいですね。そこで、比率の差をポイントでまとめたのが下記のグラフになります。

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ポジティブに評価しているのは右にグラフが伸びているもの、ネガティブなのは左に伸びているもの(赤線囲み)です。

 

まずBitcoinは、なんだかんだいってこの10年の試練に耐えてきた通貨であることを評価しています。また、ポートフォリオの配分見直しの際には基軸通貨としてBitcoinを売り買いすることになりますし、Fiat(法定通貨)に変えるときもBitcoinから変えることになります。そのために4.5ポイント超過です。

 

Ethereumは、ワールドコンピュータとしての思想に共感しています。さまざまなICOの基盤となる通貨でもあり、アップデートが着々と進んでいるのもいいですね。

 

Ripple(XRP)は実利用がわかりやすく普及が期待できる通貨ですが、ほかの通貨とは異なりマイニングの仕組みがなく、その過半数を発行元であるRipple社が持っているというのが特徴です。Rippleの発行枚数は1000億コインで、そのうち650億枚をRipple社が持っているといわれています。同社は550億枚をエスクロー口座に預け一定の条件以外で取り出せなくするというロックアップを発表しています。条件は、毎月10億枚を利用可能にするというものです(Ripple Escrows 55 Billion XRP for Supply Predictability)。またRippleネットワークで利用された枚数は永久に消滅するため、徐々に発行枚数が減っていくという仕組みです。

 

BitcoinCash(BCH)は、2017年8月にBitcoinからハードフォークした通貨です。当時たいへん話題になりました。Segwitを実装せず、ブロックサイズをBitcoinの1MBから8MBに拡張しています。当初中国の大手マイナーが推進したため賛否両論ありました。現在は、再評価されてきており、当初のBitcoinの思想を体現していると言われることもあります。そんな点もあるため、ぼくも時価総額比よりも評価して持っています。

 

EOS、ADA、XLMについてはよくわかりません。XMLはEthereumへのエアドロップ(Ethereum保有者への無償付与)があったため、いくつか保有していましたが処分してしまいました)。

 

NEOは、中国のEthereumと呼ばれているものです。Ethereumをぼくは評価しているのでワールドコンピュータ系通貨は多めに持っていますが、少し比率を下げても良いかもしれません。

 

IOTAは、IoT機器同士が送金し合うような用途に向けて開発された通貨です。時価総額が高い割に取り扱う取引所が少なく、昨年はメジャーどころではBitfinexくらいしか扱っていませんでした。着目点に賛同したので購入し、手元のウォレットに保管していたのですが、送金が不安定で失敗を繰り返し、あまりに不安になったのですべて処分してしまいました。

 

Monero(XMR)とDashは、匿名で送受信できる仮想通貨です。Monero、Dash、Zcashはぼくの中では匿名三兄弟です。いずれも一定の需要があり、かつ匿名性は権利であるとも思うので評価しています。しかし、違法な物品の売買に使われたり、マネーロンダリングに使わる可能性が高いため、国内の取引所では取り扱いに難があるでしょう。ちなみにMoneroがちょうど仮想通貨全体の時価総額の1%で、Monero以下は1%未満となります。

 

TRX、VEN、QTUMはわかりません。

 

NEMXEM)は、流出事件で一躍有名になりました。日本でのコミットが高く、日本語の情報も豊富です。ウォレットも完成度が高く、送受信も安定しています。一時期は、Bitcoinのマイニングにあたる「ハーベスティング」にも挑戦していました。が、一度ハーベストできただけで、その後はさっぱりです。

 

Ethereum Classic(ETC)は、The DAO事件を契機にEthereumが分岐したものです。当時、ハッキングにあったEthereumは記録をハッキング前に戻すことでハッキングをなかったことにしましたが、そうした恣意的な行動に反対する人たちがハードフォークさせたのがETCだと言われています。思想的には賛同しますが、今後のアップデートに課題があるかと思い、保持していません。

 

BNBは、取引所Binanceの発行するコインです。Binanceで取引する際にBNBで手数料を払うことができます。特定用途でありながら時価総額ランキング18位に入るというのはすごいですね。

 

ちなみに現在の僕のポートフォリオは下記の通り。仮想通貨は将来性と知的興味のために、時価総額の5%を上限に保有するつもりです。

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