約2週間に渡ってレポートしてきた銀のプットオプション売りが、無事に満期になりました。
3月30日、銀価格が16.26ドルのタイミングで、満期日4月11日、行使価格16ドルのプットオプションを2000オンス、売却(ショート)しました。プレミアムは95.2ドルです。拘束された証拠金は、394,366円でした。
13日後の昨日4月11日の深夜0時、銀価格は16.6678ドルで終わり、行使価格である16ドルを下回ることはありませんでした(サクソバンク証券の満期タイミングは深夜0時)。そのため、売却したプットオプションは失効し、当初のプレミアムである95.8ドルが利益として確定しました。
サクソバンク証券では、銀オプションの場合、5000オンスを超えないとミニマムチャージとして10ドルの手数料がかかります。そのため実際の利益は85.8ドル、ドル円106.5の換算レートで、9,138円の利益でした。
16.26ドルで銀を2000オンス買って、4月11日の終値16.66ドルで売ったとすると、800ドルの利益になります。結果論でいえば、今回は銀のCFDを直接買ったら約10倍の利益でした。一方で、値動きが小さかった場合は利益幅は縮小しますし、16.26ドルを下回った場合は損失が出ます。
プット売りの場合は、満期に16ドルを下回らない限りプレミアムが得られますし、16ドルを下回ったとしても最初にもらったプレミアム95.8ドル分がありますので、損益分岐点は銀価格15.9524ドルです。つまり、利益の上限は低いが比較的安心な商品だともいえるでしょう。
ちなみに、満期に16ドルを下回り権利行使された場合は、このオプションは銀のCFDに切り替わります。購入価格は権利行使時の銀価格となります。そうなった場合は、今度は「カバードコール(Covered Call)」に移行して取引を続けます。今回は行使されなかったので終了ですが、またどこかのタイミングでカバードコールについてもレポートしたいと思います。
↓これまでの流れ。