FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

セミリタイアの恐怖とどう戦うか?

セミリタイアを目指していろいろな準備をしていますが、いざ具体的に退職なりをイメージすると恐怖も湧いてきます。何しろ、私は大学卒業後、ずっと企業で働いてきており、その間転職の経験もないという、極めて典型的なサラリーマンだからです。

 

1つの恐怖はやはりお金ですね。資産規模と想定利回りと想定支出を計算して、大丈夫だろうとあたりをつけても、毎月、固定的に入ってくる収入がなくなる恐怖は大きいものです。

 

kuzyo.hatenablog.com

 

家族もあり家も賃貸という、世間のセミリタイアブログの方とは大きく違う環境なので、ここはほかの人を参考にできません。

 

 

特にこれまで、稼いだ分から支出し、投資口座には手をつけないというポリシーで運用してきたので、投資口座を取り崩して生活することへの拒否感は大きいのです。

 

1つの方法は、配当などの入金先を投資口座から生活口座に変更し、それを収入とみなすというもの。別に総資産が変わるわけではないのですが、持っている株を売らずに生活できるという安心感と、収入の範囲内で暮らすという消費に対する制約が生まれることが魅力です。

 

このことを考えると、例えばお年寄りが毎月分配のソブリンファンドに投資したくなる気持ちもわかります。合理的に考えれば、資産を取り崩して配当しているいわゆるタコ足配当のファンドなど、自分のお金を取り戻すのにわざわざ20%の税金を払っているわけで、無意味以外の何者でもないですね。しかし、元本に手を付けたくないという気持ちを考えると、これもわかります。

 

不動産投資で、本来ならば積み立てておくべき毎月のキャッシュフローを生活費に回してしまうというのも、同じでしょう。

 

資産を取り崩して生活するとしても、ルールに基づいて一定額が生活費に入るようにしないと、心が辛いだろうなぁと思うのです。ちょうど、給与天引きなどで積み立てるほうが辛さを感じずに貯金ができるのと同じですね。

 

ちなみに、配当や分配金的にお金が生み出される投資法として、不動産投資のほか、太陽光発電投資も気にしています。こちらは投下資金がキャッシュになって戻ってくるイメージの投資です。不動産のような最後に物件を売却して大きな収入を得るというより、資金を利息を付けながら徐々に現金化していく感じの投資ですね。