FIRE: 投資でセミリタイアする九条日記

九条です。資産からの不労所得で経済的独立を手に入れ、自由な生き方を実現するセミリタイア、FIREを実現しました。米国株、優待クロス、クリプト、太陽光、オプションなどなどを行うインデックス投資家で、リバタリアン。ロジックとエビデンスを大事に、確率と不確実性を愛しています。

ジャパンネット銀行の12%ドル定期2ヶ月ものキャンペーンを活用する

ジャパンネット銀行が、「米ドル定期キャンペーン」として、2ヶ月ものの12%キャンペーンをやっています。期間は3月30日お預入完了まで。

www.japannetbank.co.jp

 

 通常の米ドル定期は、2ヶ月ものの金利が1.1%から1.115%ですから、10倍の金利が得られるチャンスです。

 

100万円を預けると、100万円の12%→12万円、2ヶ月なので2万円、源泉徴収20.315%を引くと15,937円を2ヶ月で得ることができます。1000万円預けると15万9370円の利息です。

 

しかしこのキャンペーンにはいくつか注意点があります。

 

1つは、これが為替リスクを持つということ。3月3日12時時点で米ドルレートは105円台まで円高が進んでいます。ここからさらに1円円高になると、105万円あたり1万円の損失が発生します。利益の大半が吹き飛んでしまいますね。

 

ちなみにいまから2ヶ月前の1月3日は112円台でしたので、この2ヶ月で実に7円円高が進みました。2ヶ月間でこのくらい動くわけです。もちろん、逆に円安に動けばその分が追加の利益になるわけですが、それはギャンブルです。定期預金に預ける以上、ギャンブル的要素はできるだけ排除したいものです。

 

この為替リスク、実はなくすことができます。金融用語で「ヘッジ」といいますが、為替リスクをなくすことが可能です。今回、定期預金でドルを買っていますので、逆に別のところで同額のドルを売ればいいわけです。買ったドルで損が出ても、同じ分だけ売ったドルで利益がでるので、相殺されて為替がどう動こうとも損益ゼロとなります。

 

この「同額のドルを売る」ために、一番簡単なのがFXを使う方法です。FXでは、ドルを買うだけでなく、売ることも全く同じように行うことができます。

 

下記の画面は、ジャパンネット銀行のキャンペーンを使い、9万ドルを定期に組み入れたものです。購入時に使われたレート(約定レート)は1ドル105円440銭。円換算で950万円余りになります。2ヶ月後の想定金利収入は143,433円になります。

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ドルを買う一方で、DMM FXでドルを売ります。 こちらも同じく9万ドル分。FXでは通常Lotという単位を使いますが、1Lot=10000 なので、9万ドルだと9Lotとなります。約定レートは、105円388銭でした。

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これで為替リスクはなくせるのですが、FXでドルを売った場合、「スワップ」という金利相当の金額が動きます。現在、米ドル売りの場合のスワップポイントはマイナスであり、1Lotで1日あたり35円を支払わなくてはなりません。9Lotだと、315円。2ヶ月間だと、19,215円相当の支払いが見込まれます。

 

また為替のスプレッドもコストとなります。2ヶ月後には、ジャパンネット銀行に預けた9万ドルは、再び円に戻しますし、同じタイミングでFXの売りポジションも閉じることになります。いずれも、売る価格と買う価格は違っており、その差を「スプレッド」といいます。

 

a ジャパンネット銀行は、スプレッドが13銭なので9万ドルだと1万11700円が、ドルを円に戻すときにかかることになります。DMM FXはスプレッドが0.3銭となっており、9万ドルだと2700円のコストがかかります。

 

収入:143,433 - コスト(19,215 + 11,700 + 2,700) =109,818円

 

です。今回、為替リスクをなくして外国通貨建ての高利回り商品を購入します。

明日は、さらに利回りを上げるためのコネタを掲載します。

 

kuzyo.hatenablog.com